東階段に何かが?

下畑小通う少年が荷物を忘れたので取りに来ました

もう、そのときは、五時ぐらいでした。
すぐ、取って帰ろうとしました。
東階段を上がっていると、

「カタン」

と天井から音がしました。
「何だろう。前はあんなふくらみは、なかったのに。」
不思議そうに階段を上がると、男の人が立っていました。
もしかしたらあの天井のことを知っているかもしれないから、聞いてました。

「天井は、私の死体がんだ。あそこは死体の重みでふくらんだんだよ。」
すると、その男の人は、骨に変わり消えました。
しかし、天井のふくらみは変わってはいなかった。
息を飲んだ少年は荷物を取って逃げました。
次の日、先生に聞いてみると、
「さあ、あんなふくらみ、いつできたのか知らないよ。」
その後、骨に変わった人を見た人はいないそうです。
もしかしたら、あなたの家にもいるかもしれませんよ。

                                   5年 K・N