出雲大社へ行ってきました01-01-02

1月2日
いざ、出雲大社に出発。
おりからの吹雪で初詣を延期しようかとA型の私は思った。
しかし、
「こんな吹雪の日に初詣に行く人はいない。今日は2日だし空いている」
という、O型の妻は、自分勝手な思いこみをし、車に乗り込んだ。
普通なら、地元民の知恵を生かし、
裏道を通って渋滞知らずの初詣となる予定であった。
しかし、今日は吹雪である。「こんな日に初詣に行く人はいない」のである。
だから、国道でも大丈夫なのである。というのは、O型の考えである。

妻のもくろみ通り、車は意外にも快調に走る。渋滞のじゅの字もない。
私は、念のため妻に聞いた。「裏道を通る?」
答えは案の定「いや、国道を走ろう」
そうなのだ。今日は吹雪だし、2日なのだ。こんな日に初詣に行く人はいないのだ。
しかし、裏道へぬける交差点を過ぎてしばらくしたころ、突然車は止まった。
渋滞の始まりだ。
裏道を知っていると思われる地元の車はUターンをして次々とぬけていく。
残っているのは他県ナンバーだけだ。(うちも他県ナンバー)
私はもちろん聞いた。
「裏道にする?」
答えはなんと、「これは、島根ワイナリーに行く車だから、そこを越えれば空くよ」
私は唖然としながらもまあいいか。時間はあるよ。と思いながら
前の車が動き出すまでエンジンを切った。
(我々はアイドリングストップ運動を推進しています)

ワイナリーを過ぎても車は一向にへらない。
やはり、この車は出雲大社に行く車だったのだ。(知ってたけど)
かなりたってようやく最初の駐車場入り口にたどり着いた。無料である。
だれも止めるものはいない。かなり空車が目立つ。
しかし、ここが1番得なのだ。私は迷うことなくここにした。(これを@とする)
これより200m先の駐車場は1000円なのだ。(これはA)
(実はこの駐車場が本殿の真横にあるので一番近い。しかし、誰も駐車しない)
知らないと言うのは悲しいもので、他の車は鳥居の近くの駐車場に
止めようとがんばっている。しかし、鳥居の近くには駐車場はない。
(あったとしても個人経営の10台程度しか止められない狭いものである)
結局、ほとんどの人は鳥居の前を通り過ぎてちょうど本殿を挟んでAの反対側
になる有料駐車場(B)に止めているのである。
@からBに車で行くと1時間以上かかる。
@から出雲大社本殿まで徒歩8分。Bからは6分である。
どちらが得かよーく考えてみよう。
(Bの近くには土産物屋や美味しいそばや「かねや」がある。
我々もかねやでそばを食べたので結局Bの方にも足を運ぶことになった。
車の近くですべてを済ませたい人はBがおすすめ)
いよいよ出雲大社についた。
いつの間にか吹雪はやみ、時折青空も見える。
大勢の参拝客でにぎわっている。
迷子にならないように娘と手をつなぎ本殿へと向かった。
その時である。k子が急に手をひっぱって別の方向へと行こうとしたのだ。
理由はすぐに分かった。
番内(ばんない)である。
娘は鬼とか幽霊とか獅子舞などの「訳の分からないもの」が恐いのである。
私は、早速写真を撮ろうとカメラを向けた。すでに
番内には人が群がっていて「一緒に写真とって下さい」と言われてポーズをとっている。
私も娘を抱えて番内のそばへ向かおうとすると娘が叫ぶので断念した。なんともこわがりの子だ。
しばらく番内を見ていると、あることに気がついた。番内がしゃべったのだ。よく見ると、普通の靴を履いている。
さらに、腕時計もしている。よく見ると、裾からズボンも見える。こいつは偽物だ!
そう気づいた瞬間、わたしは、境内を見回した。看板を探すためだ。
あった。「番内の衣装貸します(無料)子供用もあります」
私は家族を誘い、貸衣装場所まで向かった。しかし、娘は、「番内に食われてしまうかも知れない」
と怯えている。せっかくのチャンスだから、家族で番内になろうではないか。
私の主張も虚しく、子どもは拒否を続ける。仕方がないので私だけ、番内になることにした。
記念写真 k子は怯えている。
着付け場所を出てから、数歩歩いたとたん、
「すみませーん、一緒に写真とってもらえますか?」
と声をかけられた。やった!
と思い返事をしようとしたが、
「偽物」と思われるのがいやなので「う゛ー」とうなった。
その人との写真撮影が終わるとすぐに次の人が・・・
終わるとまた次の人が・・・
着付け場所から本殿まで30mほどしかないのに、なかなかたどりつけない。
写真撮影希望者を無視して歩こうとすると妻までが「まだ1組まってるよ」
と言うではないか。
人生で最も写真を撮った瞬間であった。ああ、SMAPの気持ちがわかった。
番内姿で皆様の幸せを祈って参りました。
柱(実物) 昔はこれが建っていたらしい。
再建すると観光客が増えるねえ。
お約束おみくじをひきました。
なんとk子は「凶」
金はもうかるらしい。