指導者 ものくろ君
1 題材名 「自由作文」〜学校の七不思議を作ろう〜 2 指導の立場 ○ この時期の児童は、情報を受けるだけでは満足せず、自分を表現し、発信したいという意欲を持っている。本題材「学校の七不思議を作ろう」は、意欲を持つだけでなく、読み手を意識しながら作文することをねらいとしている。自分の書いた内容が「読み手に伝わっているか」「興味をもって読んでくれたか」を常に意識しながら書くことは、意識せずに書くのとはまったく違うものである。なぜなら、常に推敲しながら書き進めなくてはならないからである。七不思議という題材を設定することにより、発表を前提とした作品作りという意識が明確になるのである。それが、児童の表現欲をそそり、書く意欲や推敲する意欲へとつながっていくものと考える。 ○ 本学級の児童(男子6名)は、夏季休業中に30枚の自叙伝を完成させており、その結果自信をつけ、原稿用紙を埋めることには抵抗を持たなくなった。気に入った題材では意欲を持って取組むが、読み手を意識し筋道の通った文を書いたり、読み手を感動させようと文章を練るということになると、意欲は減少する。 ○ そこで、指導にあたっては、次の点に留意したい。 ・ パソコンや効果音を使い、雰囲気作りを行って書く意欲を持たせたい。 ・ 読み手を意識させ推敲の意欲を持続させるため、お昼の放送やインターネットで発表することを目標に作らせる。 ・ 今まで学習した作文の書き方を思い出して作らせたい。 ・ (放送委員や6年生などと協力し、七不思議ブームを起こさせる。) 3 目標 (1) より怖い七不思議にしようという意欲を持って書くことができるようにする。 (2)友達の作品を味わい、上手な表現や工夫したほうがよい所に気づくことができるようにする。 (3)読み手によく分かるような書き表し方を工夫することができるようにする。 4 指導計画(2時間扱い) ・学習課題を知り、七不思議を書き始める。…1時間(本時) ・七不思議を完成し、発表する。…1時間 今後の予定 お昼の放送で紹介してもらう。 創意の時間などを利用しホームページを作り発信する。 5 本時案(1/2) (1)主眼 意欲をもって七不思議を書くことができる。 (2)準備 パソコン 原稿用紙 ヒントになる学校の画像 (3)研究主題との関わり <児童の実態> ・本学級の児童は、好奇心が旺盛で何事にも全力で取組む。特に興味を持った事柄に対しては飽きることなく熱中することが多い。作文についても同じことが言える。興味さえ持てば、自分の考えをしっかりと持ち、友達の意見を参考にして、互いに高め合っていく。逆に興味の無い題材であれば、結果も逆となる。いかに興味を持たせ、持続させるかが、本題材の焦点となろう。 <本時で考える児童の「主体的に学び共に高まり合う姿」> ◎自分の考えをしっかり持ち、書きたいものの話の流れを考えることができる。 ◎友達の表現を聞き、自分の作文をよりよいものにしようと推敲することができる。 <そのための教師の支援> ・ 興味を持たせるために、パソコンや写真、音楽などの環境を作る。 ・ 興味を持続させるために、お昼の校内放送やインターネットで発表することを告げる。このことが、推敲の意欲へとつながる。 |
(4)展開
展開 | 学習活動・内容 | 形態 | 教師の支援 | 評価 |
つかむ | 1目当てを発表する。 「学校の七不思議を作ろう」 | 一斉 | ・音楽スタート | |
しらべる | 2他校の学校の七不思議を見る。 | 一斉 | ・インターネットを使うことにより、作って発表しようという意欲付けをする。 | ○意欲を持つことができたか。(つぶやき、うなずき) |
たかまる | 3作文を作る時の工夫を発表する。 ・ 怖い、びっくりは使わない。・ 比喩・ よく〜すると〜でした。 |
一斉 | ・工夫には例文をつけ、書く時の参考になるようにする。・友達の例文にさらに付け加えるようにして、みんなでよい例文を作るようにする。 | ◎友達の意見に付け加えることができたか。(発表) |
たかまる | 4七不思議を書く。 | 個別 | ・机についたままでは書きにくいことが予想されるので、学校の写真を用意し、それでも足りない場合は取材に行ってもよいことを伝える。・構成メモ等は欄外に書くように助言する。 | ○意欲を持てたか。(取材、書出し) |
まとめる | 5書いたものを途中まで発表し、感想を持つ。 | 一斉 | ・途中までしか発表させないのは、「楽しみを後に残しておくため」と「完成していない児童への配慮」である。 | ◎友達の意見を聞いて自分に生かせたか。(発表、メモ) |
(5)評価
○ 意欲を持って取組むことができたか。
◎友達の意見を聞いて、よりよい表現にしようと努力したか。