ユーザー車検

2006年5月29日(月)、ユーザー車検のため、広島の軽自動車検査協会へ、プレオを持っていきました。

翌月の6月23日までに車検を受ければよかったのですが、この日がたまたま仕事が休みでしたので、車検を受けることにしました。プレオは今回が初めての車検です。主に通勤用に使っているのですが、走行距離は1万5千キロほどであまり乗っていません。荒っぽい乗り方もまったくしていませんので、特に問題はないだろうと思いました。

ユーザー車検は以前2回ほど山口市にある検査協会で受けたことがあったので、最初は山口へ持って行こうと思っていましたが、今回は自宅からの距離が近い広島の方へ持って行くことにしました。検査協会へは、山口だと自宅から片道約2時間、広島だと約1時間掛かります。



(軽自動車検査協会のHPより)


自宅を午前8時前に出発して、途中給油をし、9時ごろに到着しました。場所自体は迷わずに行くことができたのですが、広い駐車場に車を止めてからどこへ行けばいいのかさっぱりわかりませんでした。後でわかったことですが、車を止めた場所は建物の裏側で、普通自動車の検査事務所の方でした。

とりあえず建物の中へ入ってウロウロしたのですが、広いフロアにカウンターと待合所のソファがあるだけで、どこへ行けばいいのかやはりよくわかりませんでした。まわりはみな、業者の人たちばかりのようで、黙々と手続きをしていました。時期的なものなのか、建物内はさほど混んではいませんでした。

しばらくうろついていると「案内」、「ユーザー車検」と書いてあるカウンターを発見したので、そこにいた女の人に「ユーザー車検を受けたいのですが」と聞くと、その人は何か申請用紙のようなものをちぎり始めました。その時「あのー、軽自動車なのですが」と言うと、その人の顔は一変し、少し軽蔑したような笑みを浮かべ「軽?事務所は向こうです。」と隣接する建物を指差しました。私はお礼を言い、その場を後にしましたが、とても感じの悪い印象を受けました。

気を取り直して、隣の事務所へ行き、総合案内所でユーザー車検の手続きをたずねました。そこでもらったのが、下の手続きの案内図です。(クリックすると拡大します)

カウンターに向かって右端から左へ順番に手続きをすればいいようです。用紙購入、検査手数料・重量税支払、用紙へ印紙貼付、検査手数料収納済スタンプを受ける、リサイクル券購入、自賠責保険加入の順です。

プレオは最初の車検で、リサイクル券がなかったので購入しなければなりませんでした。しかし、どうすればいいのかわからなかったので、近くにいた親切な案内係のおじさんに端末を操作してもらい、その後カウンターで代金を支払いました。端末の画面をそのおじさんが操作する隣で見ていたのですが、操作はわりと簡単そうでした。

自賠責保険も未加入でしたので、広島県自動車整備商工組合のカウンターで加入手続きをしました。カウンターの人に「どこか保険会社の指定がありますか?」と聞かれたので、任意保険と同じ保険会社を指定しました。ここでは、しばらく待たされましたが、代金を支払いここでの手続きは終わりました。

最後に、リサイクル券の端末を操作してくれたおじさんに書類の確認をしてもらいました。1枚書類が足らなかったのですが、そのおじさんがカウンターに行ってその書類をとってきてくれました。これで、車検を受けるためのすべての書類は揃いました。おじさんは、その書類を持って、さらに隣にある事務所の受付に提出してくださいとのことでしたので、お礼を言い、隣の建物へ行きました。

その後、隣の建物の受付へ行き書類を提出した際、どうも車検の予約を普通車でしてしまっており、受付の人に、普通車の事務所に行って、予約をキャンセルするようにと言われました。幸いなことに、軽自動車の当日午前の車検を受けるリストの最後にはプレオを追加してくれましたのでそのまま車検を受けることは出来ました。

もう一度、普通車の事務所の方へ行き、先ほどの感じの悪い受付の女の人に事情を話し、予約をキャンセルしてもらいました。その後、もう一度軽自動車の事務所にもどり、再度書類の確認を受けました。今度は何も問題なく、「車検場の第2レーンへ並んでください。」と言われました。車検場はこの事務所のすぐ隣にありました。

一旦外へ出て、少し離れた駐車場までプレオを取りに戻り、そのまま第2レーンに並びました。第2レーンは初心者用で、第1レーンはおもに業者用でした。レーンは空いていて、前には車が1台、排ガスの検査をしているだけでした。すぐに、自分の番になり、係りの人に「ユーザー車検は初めて?」とたずねられて、本当は初めてではないのですが、少し考えた後、「始めてです。」と答えました。

検査項目は下のものと同じだと思います。



(軽自動車検査協会のHPより)

最初は、ボンネットを開けた後、係りの人が車体番号と書類を見比べていました。この時点では特に問題なし。しかし、古い点検シールがフロントガラスに貼ったままだったので、はがすようにというのと、ホイールキャップが付いたままだったので、後で取るように指示されました。

次は排気ガス検査。これは検査管をマフラーに差込むだけ。これも特に問題なし。

その次は、白いラインに沿ってゆっくり進むようにとか、たぶんこの時はサイドスリップのテスト、その後さらにそのラインに沿ってゆっくり進み、ローラーの上で停止するように言われました。それからスピードメーターのテストが行われたのですが、係りの人が何をいっているのか、はっきり聞き取れず、間違った操作をして「そこでドライブに入れるんじゃない!!」などと怒られたりもしました。

メーターが時速40キロになったら、それをキープしパッシングしなさいと言われたのですが、40キロになった瞬間パッシングをしてしまいました。まずかった、と思いながらも結果はOKでした。それからブレーキテスト。これも特に問題なし。

その次は、ヘッドライトのテスト。これはまったく問題なし。何もすることはありませんでした。そして、灯火・ホーン・ワイパーのテストでした。これも問題なし。

最後は、下回り検査です。ゆっくりと前に進み、リフトの上で止めます。パーキングブレーキをかけて、リフトがゆっくりと持ち上がりました。下のほうから係りの人が「小刻みにハンドルを切って!!」とかの指示がありましたがよく聞こえませんでした。係りの人は下回りを金槌のようなもので叩きながら検査をしていました。

下回り検査が終わった後、一旦車を検査場のすぐそばにある駐車場に止め、シールをはがし、ホイールキャップを取りました。そして係りの人を呼んで、タイヤのナットが緩んでいないかチェックしてもらいました。結果、検査そのものは問題無く、合格スタンプが押された書類を受付に提出し、無事新しい車検証とステッカーを受取りました。車検そのものは時間にして10分程度のものでした。

とにかく、前もって何の準備もしていませんでしたから、どうしていいかわからず、とまどうばかりでした。以前ユーザー車検をしたのも少なくとも5年以上前でしたから、まったく覚えていませんでした。

掛かった費用は次のとおりでした。

  申請用紙代      45円
  検査手数料   1,400円
  重量税      8,800円
  リサイクル券  10,570円
  自賠責保険  24,880円

  合計       45,695円


自分はけっこう、自分で出来ることは自分でするというか、やりたいというほうです。今回のユーザー車検も、費用を安く抑えるというのがその最大の目的なのですが、それだけではありません。単にディーラーなどにお金を払って車検を受けるだけだと、車検というものはどういうふうに行われるのかなどの仕組がまったくわかりません。

それと比べてユーザー車検は、手間は掛かりますが、その分、車検はどういうものなのか良くわかります。社会見学というものも兼ねています。

しかしながら、個人的な意見として、今回この車検場はあまりいい印象を持ちませんでした。ユーザー車検に対して不親切な感じがしました。その点、山口の車検場のほうは親切で、手取り足取り教えてくれました。もちろん、いつでもどこでもそういうサービスを期待するのは正しいことではないと思います。たまたまそうだったのかも知れませんし。

この話を翌日職場の人としたのですが、意外にも同意見の人が多いようで、詳しいことはわかりませんが、以前自衛隊の人がユーザー車検で広島のこの車検場へ持っていって、けんかになったという話も聞きました。どうりで大多数の人は、遠いにもかかわらず、山口の車検場へ持って行くのかということを、身を持って納得しました。

車検そのものは10分くらいで済みましたが、事情がわからず、建物内をウロウロしたりしましたのでトータルでは1時間20分くらい掛かりました。ユーザー車検がどれくらいの割合で行われているのかわかりませんが、もっとその比率が上がれば、よりサービスは向上するでしょう。当然ですが、あくまで業者対象の施設という印象でした。

車検場で働いている人たちにとっては、訳のわからない人を相手にするよりも、手続きを熟知している大多数の業者の人を相手にするほうが簡単だし、面倒がなくていいのでしょう。しかし、それにしてはカウンターの人がたくさんいたような気がしました。業者のようなプロを相手にするのなら、最初から手続き処理はスムーズに進むので、カウンターの人はもっと少なくてもいいような気がしました。