バースデー

 

 

 

 

 

今日は双子のハーレムとサービスの10歳の誕生日。

「おめでとう、これは僕からのプレゼント。サービスには秘密だよ、ひとつしかないからね。」

ハーレムの部屋を訪れたルーザーは、にっこりと笑って小さな箱を差し出した。やけに機嫌がいい。こんな時には何か裏に考えがあることが多いので、ハーレムは素直に喜べないまま手を出しそれを受け取った。

「開けてごらん。」

「なに?これ。」

「おもちゃだよ。きっとハーレムは喜んでくれると思うよ。」

今、この屋敷には二人きり。サービスはマジックと共に、特別に注文しておいたバースデーケーキを受け取りに行っている。

促されリボンをほどく。蓋を開いてその中身を確認したハーレムが言葉を失くしてそれを見つめた。

「これ…。」

「お前のために用意したんだ。使ってくれるよね?」

視線をルーザーに向けると、氷のような微笑みがハーレムを見下ろしていた。

「大人のおもちゃには、こんな物もあるんだよ。」

箱の中には、黒く光る男性器の形をした物が収められていた。

 

 

「い…やだ!」

押し込まれる異物に身体は拒否反応を示す。ローションで滑りを良くしているとはいえ、無理矢理こじ開けられる入り口には痛みが走る。

手首と足首はひとつに結ばれている為に脚を閉じる事が出来ない。うつ伏せにされ、一番恥ずかしい箇所をルーザーの前に晒していた。

「いつもはもっと大きい僕のモノを飲み込んでいるじゃないか。大丈夫、力を抜いて。」

優しい口調とは裏腹に、その手が緩められることはない。いつだって、どれだけ泣いて許しを乞うても聞き入れられた事がない。

「きっと、楽しいよ。」

そう言うと、カチリとスイッチの入る音がした。低いモーター音が唸る。

「ひっ…!」

声にならない悲鳴が上がった。腹の中を掻き混ぜられるような感覚。細かい振動が一番敏感な箇所に当たるとハーレムの身体が跳ね上がった。ルーザーが手を離してもなおそれは急所を責め続ける。自分で抜く事が出来ない。

「や…!嫌だ!」

泣き叫ぶハーレムにルーザーは冷ややかな声で諭す。

「もうすぐサービス達が帰って来る。声を控えなさい。」

顔をシーツに沈め、必死で声を殺すハーレム。内側からの攻めに狂ったように腰を振って身をよじる。少し離れた所からその様子を見ながらルーザーは優しく言った。

「悦んでくれてよかった。これからもこれを使って一緒に遊ぼうね。」

「ん…んーっ!」

ぶるっと大きく震えて達したハーレムからそれを抜き、満足げな顔でスイッチを切った。

「今は時間がないけど、今夜は一晩中入れたままにしてあげるよ。気持ち良すぎておかしくならないといいけど。」

信じられない言葉。

「今迄で最高のバースデーになるね。」

外で車の停まる音がした。いつもはおとなしいサービスの大きな声がする。

「待ちくたびれて寝てしまったと言っておくから、動けるようになったら降りておいで。」

手足の戒めを解いておいて、部屋を出たルーザー。ハーレムは泣きながら意識を手放した。

 

 

 

 

 

END

 

 

 

 

     ルザハレはパターン色々在ります。どれも繋がってないと思って下さい。

   それにしてもこう、なんかなぁみたいな中途半端な話でごめんなさい。

 

 


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