限りない夜と朝

 

 

 

 

「嫌です。」

はっきりと言い放ったリキッドに、ロッド・マーカー・Gは一瞬驚いたような顔をした。

ガンマ団特戦部隊の新人の周りを3人が取り囲む。自分に与えられた部屋に、ようやく帰ることができた矢先の事だった。待ち受けていたのはこの三人。

「おいおい、先輩方の言う事が聞けないっての?」

ロッドが歩み寄る。

「だけどっ!お…。」

視線を下に落とす。握り拳に力が入る。

「女じゃないってのは、どっからどう見ても判るって。」

「だったらっ!」

何?最初はちょーっと辛いかもしれないけどさ、絶対気持ち良くなるって。おにーさん達、上手いんだからさ。」

「だけど俺、嫌です!」

「ああん?」

口調が変わった。

「俺達はなあ、お願いしてんじゃないんだよ?判る?」

「ちょっと、自分の立場が判っていないようですねえ。」

「お前をちょっと気持ち良くさせて、ついでに俺達も少し楽しませてもらいたいだけだよな、そうだろ?G?」

ああ。」

俯いていたリキッドが、立ちふさがる三人の間をぬって部屋を出ようとした。しかしロッドに手首を掴まれ、逆に部屋の奥に向けて放り投げられた。

「待ちな、それとも外でヤルってーの?」

「嫌だって言ってるだろう!俺はしねえよ、出てけよ!」

思わず怒鳴ってしまい、そしてハッとした。先ほどまでと雰囲気が違う。

「あ。」

冷たい視線に身動きできない。マーカーがゆっくり近づいてきた。

「人が優しく言っているうちにおとなしく言うことを聞いていれば、手荒な事をせずに済んだものを。」

掌を向けられた次の瞬間、強い衝撃を受ける。かわす間もなかった。









「なに?」

気が付いた時には既に何も身に纏っていなかった。三人がかりでベッドに押さえつけられ身動きが取れない。

「本当だったら一枚ずつ脱がせてあげたいんだけどね、お前暴れちゃうじゃん?まあ最初だけは優しくしてやるよ、初めてだろうし。」

ロッドが半透明の塗り薬のようなものを手に取り、リキッドの目の前に出して見せる。

「変な薬じゃないから安心しな。」

「なっ!」

びくんとリキッドの身体が跳ね上がった。中に塗り込まれる冷たいクリームと、ロッドの指の動きに自分でも驚くような声が出る。

「うあっ!あ!」

「いいねえ、そんなイイ声で鳴いてくれちゃ、こちらも頑張らないとね。」

ロッドの指がリキッドの中を探るように動き、ある所を探し当てた。

…っ!」

声にならない叫びを上げる。

「ここがいちばん気持ちイイとこなんだ。先にいかせてやるよ。」

指の腹で擦られるだけの刺激に我慢ができない。それから逃れようとする腰の動きがかえって他の者達の視線を釘付けにする。

「随分とお楽しみのようだな。」

「ううっ!」

一瞬身体が強張り、そしてぐったりと力が抜ける。肩で息をしている。

「さーて、今度は俺を楽しませてくれる番だぜ。」

ロッドがのしかかってきた。力の入らないリキッドの脚を持ち上げ、体重をかけて一気に押し入ろうとする。

「いたっ!」

「ん〜、確かにキツイね、こりゃ。」

口調は優しいが、力は緩められない。ゆっくりとだが、着実に押し進められるものから逃れる事はできない。

「あまりのんびりするな、まだ次が控えているのだぞ。」

「そうだな、じゃ、ちょっと急ぐか。」

ぐっと脚を大きく開き、無理矢理入り込もうとするロッドにリキッドは悲鳴を上げた。

「やめろ!放せ!」

どれだけ暴れようとしてもがいても、押さえつけられた身体はびくともしない。

「うわあああ!」

「ああ、色気もなんもないぜ。さっきまでの艶っぽい声を聞かせろよ。」

やっとのことで根元までおさめてから、しばらくじっと動かないロッド。リキッドの荒い息づかいだけが部屋に響く。

、たすけ。」

マーカーとGを見上げる目。しかし、それはすぐに無駄なものだと判った。

「ひとりで楽しむな。次は、私だぞ。」

「あ!」

いきなりの衝撃。突き上げられ、揺さぶられ、声を出すまいと必死で歯をくいしばる。

「うっ!」

固く閉じられたリキッドの目から涙が溢れる。激しい抜き差しで血が流れ出す。先程と違い、相手の事などお構いなしの動き。

「すっげえ気持ちいい。」

ロッドの腰の動きが早くなる。そして、決して流れ出ない程の奥に叩き付けられる熱い液体。

「はい、マーカーちゃん、交代。俺はシャワー浴びてくるぜ。」

何の余韻も無く離れ、バスルームに向かうロッド。

「体力なさそうな奴だから、早くやっちゃった方がいいぜ。」

「お前こそ早く行け。」

「へいへい〜。」

手を振りながらバスルームに消えるロッド。残ったマーカーとGが顔を見合わせる。

「確かに、一人ずつしていては時間も勿体ないな。」

言葉の意味を悟ってリキッドが目を見開く。

「口も二つあることだしな。俺は、上の方を先に使わせてもらう。」

Gの言葉に頷き、

「では、この体勢ではやりにくいな。」

とリキッドをうつ伏せにする。今は抵抗する力も残っていない。

腰を持ち上げられ、マーカーの熱く硬いモノが押し当てられる。叫ぼうとするが髪の毛を掴まれて上向きにされ、口にGのモノを押し込まれた。声を封じられる。

「んっ!」

「歯を立てるなよ。」

「入れるからな、G、喰いちぎられないようにな。」

っ!」

痛みで気が遠くなりかけた。

「おねんねはまだ早いぜ。」

「まだガキだからな、早く済ませてやろうか。」

ギシギシとベッドのスプリングが軋む。マーカーが手を前に廻し、リキッドのモノを強く握るとそれに身体が反応する。

「ううっ!うっ!」

内側からと、直接に感じるところを同時に刺激され、リキッドのモノもその形を変化させる。

「自分ばかり楽しんでいないで、舌を使え。」

Gが腰を軽く動かし、口を攻める。息ができず頭を振って逃れようとした。何度も気を失いそうになりながら、しかしその度に意識を引き戻される。

「ダメだな、まだまだ使えない。」

「これから仕込んでいけばいい。好みに染められるぞ。」

これで終わりではないと悟り、血の気が引く。

「口ではダメだ。マーカー、早く替われ。」

「待ちなさい、そちらを使うと言ったのはGですよ。」

「じゃあ声を出させてやる。いい声で鳴くしな。」

一度自分のモノを引き出すと、髪の毛を掴んだままリキッドに言い放つ。

「次は、俺だ。」

「あ、ああっ!」

大きく震えるとリキッドの身体が崩れ落ちる。

「気絶したか。」

「はい、交代。なかなかいけますよ、この身体は。」

ベッドに身を沈めたリキッドを見下ろしながら、マーカーが言った。Gはうつ伏せになった身体をゆっくり仰向けにする。ぐったりと力の抜けた脚を開く。

「Gのは大きいから、入れる時寝てて丁度良かったんじゃないか?」

いつの間にかロッドが水を滴らせながら出てきていた。

待たされた分、楽しませてもらう。」

言うと、一気にリキッドを貫いた。そのまま覆いかぶさるように重なって腰を振る。

「うああっ!あああっ!」

いきなり襲われ、意識をわし掴みされて現実に引き戻される。声を抑えられない。のしかかるGを押し退ける事もできない。

「何だ、まだ元気そうじゃん。その様子なら、もうひとまわりできそう?」

ロッドの言葉に目を見開く。

「やっ!ああっ!」

言い返す事もできず、なすがままに弄ばれる。

「はあ、あ!」

泣きながら首を振り、逃れようともがくリキッドをロッドは舌なめずりしながら見ていた。

両手首はベッドに押さえつけられびくともしない。Gと繋がっている部分が熱い。

流れ出る血が滑りを良くして痛みを僅かに和らげているのは皮肉だった。ズキズキと脈打つ痛みが遠くなりそうな意識を留めさせていた。

「いやだ、こんなっ!」

汗と、男の体臭に吐き気がしそうだった。気持ちが悪い、痛い、苦しい。

「上の口、空いてんなら使っていい?」

使い物にならんぞ。お前が仕込んでやるか?」

二人の会話にリキッドの身体が反応する。

「まだまだ下手そうだなあ。こーゆーの苦手そうだし。マーカーは上手いから、奴にしっかり習っとけよ。」

「そろそろ、終わるか。」

動きが早くなった。細かく奥を突く。

「あ。」

Gの身体に挟まれ、擦られた自分自身も感じている。

「くっ!」

中で達し、ゆっくりと体重をかけて重なる。顔を逸らすリキッドのモノも耐え切れず己を放っていた。

「どうする?ロッド、やるか?」

「もうすでにこうよ。」

大きく反り返るモノをリキッドの目の前にかざす。

「今夜は楽しもうぜ。」

絶望感にリキッドは目を閉じ、歯をくいしばった。再び襲い来る痛みに耐えるために。

 

 

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えと、ごめんなさい。本にして売った話の改訂版です。あんまり下手くそな文章だったので少しだけいじってます。今年はイベントには行けないので、ならこっちに載せてしまえ、みたいな。まだあんまりやらしくないですな。これ。あと、日記の予告、あれは新しいの書いてますんで。近々アップします。







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