第104回大会、優勝者 中村茂俊

 
 ブラックマオでの釣行を楽しみにしていたのに、残念ながら欠航、急遽片添からの出船に変更になり1便で薄暗い内に片島の水道側にあがり、今日の天候でこの磯は大丈夫なのか心配になりながら、まずめ勝負と思い早速仕掛け作り開始、と思いきや突然ヘッドライトが省エネモード、成長しきった視力ではまったく見えず早くも撃沈、明るくなるのを待つ始末。

結構明るくなってから釣り開始、足元から10m位はゴロタで割りと浅くハリス(棚)一ひろ半で15m程度へ投入、45投目で餌が少し残り、その直後40cmに届かない鯛ゲット小さいながら本日一つ目の釣果にまず一安心、しばらく餌取と遊んでいると一応キープサイズのグレ・良型のチヌ、餌取が多いのでボイルや練餌も使ったが餌が残るのに釣果なし、しんどいので投げたくはなかったがちょっと遠投し良型グレを追加、その後は、サヨリを含む餌取の中から、チヌと小型グレを追加した頃には、足元のロッドケースとクーラーが波を被りぐらぐらと揺れているではないか、どうにか、流されないようにバッカンと一まとめにして続けようと思ったがとても釣りになる状況ではなく納竿。

船長が2便で40オーバーが出ていると言っているのでやはりダメかと思い港で検量風景を見ていると、3枚出している人がいないではないか、すぐに検量してもらいラッキー

今回は幸運と不運が入り混じった釣行で最終的には幸運でした。

 早く釣り始める事が出来たおかげで短いながらも釣りができた、2時間あまりしか竿を出す事ができなかったが対象のグレが三枚鯛一枚チヌ二枚と短時間で結構充実した釣りが出来た。その後は道具が流されないように反省猿の姿勢で2時間近く、更に船が来るまで1時間以上しぶきに耐えた、長い釣り人生でも最も思い出に残る一日となりました。

中村茂俊