第70回大会、優勝者 高木吉久
 平成15年6月8日、ついに来るべき日がやってきました。思えば夢磯会に入会して早5年(位かな?)、「米川軍団」・「イカレジェイク」・「目が不正」・・・等々、数々の中傷を受けつつもここまで頑張って来ました。辛く長い道程でした・・・・・・・。

 大会当日、玖珂のN氏と広中君と共に徳山湾に向かいました。当日の予報は晴れ。前の週に行われたシマノジャパンカップの釣果から、野島が有望との判断により、船は野島周辺に向かいます。中でも名礁「ホコ」は、玖珂のN氏でもジャパンカップで優勝出来る程のグレが釣れるとあって、期待が高まります。が、しかし、先客が多数おられた為、合間を縫っての瀬渡しとなりました。本来なら私の番号はホコ周辺に上がるはずだったのですが・・・・それでも私が上がった磯は、これ股野島の名礁「定兼」でした。同礁者は、前回の夢磯の大会と同じく、米軍基地の名将「善岡さん」でした。この磯は、ジャパンカップ野島の部で玖珂のN氏に次いで2位になった迷手が上がった磯なので、股々期待が高まります。「ここで釣れなかったら、N氏に何を言われるかわかりませんよ!」と善岡氏と檄を飛ばし合い、釣り開始。

 明るくなって水面をよく見てみると、何やら小魚が口をパクパクさせています。メバルです。前回同様、カブラを持って来なかったのを後悔しながら沖に第一投、サシエは残りません。「かなり浮いてるのかな?」と思い、ハリハリで流してみると、稲妻のようなウキの消し込み!・・・デンゴでした・・。後はサヨリとデンゴのオンパレード・・・。隣を見てみると、善岡氏が二段ウキを駆使し、見事な掛け合わせで良型グレを次々にゲットしています。「こーしちゃぁおられん!」と奮起し、何とかキープサイズを5枚ゲットしたところで、良型を求めて浅く攻めたり深く攻めたりしましたが、サイズアップは望めませんでした。8:30に場所交代、これを境に何とか30ある無しを何枚かゲットして、タイムアップ。今一の気分でした。「「ヤブレ」や「トベ」周辺に上がった人は、30オーバーを何枚かキープしとるじゃろ〜な〜・・」そー思い、入賞出来ればそれでラッキー、と言う気持ちでいたら何と優勝!!玖珂軍団の中で唯一栄冠を手にした事の無かった私が優勝!!途端に気持ちが大きくなります。「名礁を名礁にするのは、釣人の腕じゃぁ!!」帰りの車中で、この言葉を連発してしまいました。本当に嬉しかったです。
 
 最後になりましたが、大会直前まで人数調整等で動き廻って下さった企画・運営の方々、お疲れ様でした。後半の大会に向けて英気を養い、また奮起して頂きたくお願い申し上げます。

高木吉久(ジェイク)