第81回大会、優勝者 陶山 孝


優勝への軌跡

 前大会は超悪天候、全員で釣果2枚の貧果の中での優勝だった為、何とか上位入賞をと望んだ今大会だった。

 暗闇の中、久しぶりに玖珂の最近はどっぷり船釣りにはまっている難波氏と牛島のヒナダンに渡礁した。さっそく電気ウキ仕掛けをセットし夜グロを狙おうとゴカイで際を流すがアジのアタリばかり、白んでしばらくしてようやく良型メバルに混じって30cm位のグレが2尾釣れた。

 明るくなり円錐ウキに仕掛けをチェンジ。ヒナダンと言えばグレは左沖に出る引き潮本命、優先権のある難波氏が左側に、私が少し離れた右に釣り座を構えた。開始早々、難波氏はコッパに混じりながら25〜30cmをポツポツあげるが私は右からの強い風+左流れの潮で思うように仕掛けが張れず素針ばかりで釣れてもコッパばかり、諦めてエギングを試してみるがアタリはなかった。

 9時頃釣座交替してもらい、やっと30cm位までが数尾釣れるが、それ以上が出ない。風も益々増してきたので遠投沈め釣りに切り替えると、何と一発でそれまでとはひと回り大きい33cm強がヒット。その後も、サシエを取られたり、コッパが邪魔したりしたが、忍の一文字で繰り返し、繰り返し、何とか30〜33cmを7〜8尾揃える事ができた。少し早めに納竿、再びエギング開始、難波君がいいのを3ハイ釣っていたので同じポイントを責めてみると私にもいいのが2ハイきた。

 帰りの船中、前評判の高かった鼻繰島が好調だったようなので、どうかと思ったが、何と2位に30g差で連覇となった。十数年前、尾林会長らと牛島に通い、矢引きから2ヒロで入れ食いだった為、まず深く釣った事は無かったが、何でも試してみるもんだと痛感した釣りだった。

 みなさんすみません、こう言う結果になってしまいました。でもグレでの優勝は非常にうれしいです! 最後に一言、大会でのエギングはほどほどに・・・。
 ありがとうございました!!



 

陶山 孝