第82回大会、優勝者 陶山 孝


優勝への軌跡

 久しぶりの磯釣り(・・・と言っても、殆どの会員の方もそうと思うが?)、ウネリが気になる中、尾崎さんと尾島2番に渡礁した。

 まず、二人でゴカイをエサにメバル狙い・・・が、ウネリで海がざわついている為か、アタリも全く無く、だいぶ白んで来たので尾崎さんが船付き、私がその左に釣座を取りチヌ釣りを開始した。

 潮は殆ど動いていない状況、おまけにサシエを全く取られない。しかたないのでいつもの様にアッチャコッチャ戦法。何とか左沖で35cm級を1尾ゲット。

 その後はウネリと風が非常に強くなり、頭からシャワーを2〜3回かぶったので一段後ろに下がるが、釣り座が高く左からの風で釣り難くなった。仕掛けの馴染みが悪いので、またしてもいつもの様に沈め釣り。その一投目 に50cm級のチヌがヒット。ウネリとサラシが強い為、取り込みにかなり時間がかかった。 その後は色々手を尽くしてはみるものの、チヌらしきアタリ無し。

 エサ取りもかなり増えた為、2ヒロ固定でやや遠投してみるとヒット、一気に下に突っ込んだのでグレと思い強引に竿を立てて浮かすと、何と45cm級のチヌだった。しかしここまで、再び気配は無くなるし益々釣り難くなって来た。

 満ちで殆ど潮が動かなかったので引きに期待、10時半頃-ようやくいかにも喰いそうな潮が右方向に流れ始めるが、これがなぜか喰わない? 11半頃40cm級を右沖で二人が1尾づつ手にして終了。早めの回収となった。

 次々と良型のチヌが検量される中、木森氏が55cmのチヌを釣っているのは電話で知っていたので気楽に検量を済ませたが、2尾長寸でまさかの3連覇。はっきり言って超複雑な心境。みなさんの冷たい視線が全身に突き刺さりながらの表彰式だった。
 
 帰宅すると、私が全部ツキを取ったせいか、子供が試合で負けていた。

陶山 孝