第83回大会、優勝者 森光裕士


優勝への軌跡

 最近、屋外フィールドでの真剣勝負はご無沙汰状態で、屋内フィールドでの真剣勝負に熱中している為、前回の夢磯の大会の際には、久しぶりに屋外で腕を振るってみるつもりで参加し、あっさり入賞。我ながら腕の衰えを感じさせない釣果に満足しました(^.-)

 自画自賛はさて置き、今大会は、前日から一睡も出来ない最悪な状態での参加となりました。引き当てたクジは鼻繰島。事前情報が全く無い状態での上礁だったので、場所による優越は考えずに、自分らしい釣りをしようと言う思いで竿を振りました。仕掛けは、松次郎・別作を使用しての遊動・固定。一緒に上がった木氏が高級ウキを見てヨダレを垂らしていますが、そんな事は気にせず、2ヒロ半からスタートします。先にグレを掛けたのは木氏でした。「かなり浮いとるよ」との事でしたので、タナを微調整して最初の一匹を手にしました。その後はグレの動きを見ながら撒き餌ワーク・張り方 等を調整していき、検量に出せる程度の型を数匹キープしました。    

 隣を見ると木氏が、豪快な掛け合わせで素針を喰らっています (^.^;)  「こりゃ魚がスレるわい」との思いから、「魚が乱舞し始めたら起こしてね」と彼に声を掛け、少し寝る事にしました。

 目 が覚めると・・・何と終了1時間前!! しかもかなり感じの良い潮が流れています。「今から30分程、本 気で釣るよ!」と木氏に声を掛け、場所を移 動して釣りを開始します。・・が・・・釣れません。しかし潮は非常にいい感じです。諦めきれずに、その場所で粘り続けました。その粘りが実を結んだのは納竿20分前でした。一段と重量感のある魚を掛ける事が出来、バラす事無く無事にタモに収める事が出来ました。この1匹は大きな1匹となりました。2位と20g差での優勝。自分を信じ、粘った甲斐がありました。喜びも一入です。たまには屋外レジャーもいいモンだなぁ・・・と思いました(^^) ただ、優勝商品を手にしたばっかりに、帰り道で大勢からのタカリを受け、商品の一割近くの出費を強いられてしまいました。けど、皆の喜ぶ顔が見れて良かったです。

 最後になりましたが、大会の段取り等に尽力して下さった方々、お疲れ様でした。次回も商品を頂いて帰りますので、宜しくお願い致します(^.^)

森光裕士