第88回大会、優勝者 高木吉久

  昨年より本格的に船釣を始め、その楽しさ・奥深さの虜になっていましたが、やはりこの時期になると別の魚の顔が見たくなります。その魚とは・・・カレイ! 小学・中学生時代には、今も懇意にしてもらっている友人達と自転車をこいで、玖珂から柳井・大島までカレイ・キスを釣りに行っていましたが、この歳になって久し振りにサーフをやってみると・・これがまた面白い!!ジッと眺めていると、突然「ガツンッ!ガツンッ!!」と竿先が暴れ、次の瞬間「フワッ」と道糸が緩む。この一連の竿先の動きが、何とも言えずワクワク・ドキドキします!暫くハマリそぉです(^^)・・・・。そのカレイが終盤を迎えるのを待っていたかの様に、夢磯の大会が始まります。ホントに1年中飽きる事無く釣りを楽しめる環境にいる事を、幸せに感じます。このままこの環境が続いて欲しいです。

 4月21日、久々のチヌ釣りに心躍らせ?釣具店で撒き餌を練ります。生3kg3枚に高級集魚材2袋。雨による撒き餌の液状化を考慮して、更に高級集魚材1袋を購入します。付け餌は、沖アミ生・練り餌・青虫の3種類。この秋に発売される新型の両軸リール(カワハギ用)を購入する為にも、上位入賞して賞金をGETしなければならないので、いつもに増して気合が入ります(*.*)

 22日大会当日、AM4:30出船の2便に乗り込み、一路尾島を目指します。2便の1番目(41番クジ)の上礁となっていたので、尾島1番に廣中氏(42番クジ)と一緒に上礁だぁ!と思っていたのですが、船は無情にも0番へ・・・「大潮なんですけど・・足場のキツイ磯は堪えて欲しいンですけど・・」と思いつつも、船長の指示通り一人で上礁・・。何とも寂しい状況です(;.;) 話し相手もいないので、電気ウキ5Bを付けて早速釣り開始です。餌は青虫・・。暫く流しますが・・ネブリもしません。原型のまま上がってきます。明るくなってきたので、海中の様子を観察します。実は私、尾島0番に上礁したのはこの日が初めて。明るくなって愕然としました。何と浅い!!暗い内はウキ下4mで青虫を付けて足元を流していました。餌が残るはずです(-.-) ドングリウキG2を装着し、ウキ下3mで釣り再開です。最初、沖アミ生が原型のまま上がってきていましたが、次第に取られ始め、暫くすると針も取られ始めました(;.;) 「こんだけ浅かったら、そりゃフグもおるわな」と半分飽き気味で打ち返していた時、突然勢い良くウキが消し込みました!慌てて竿を起こしますが、時既に遅し。しっかりと藻に絡んだチヌの引きを味わう事となりました(;.;) チヌが喰った事により、俄然やる気が出てきます!ハリスを1.75号に変更、針もチヌ針3号に変更し、藻に入ったチヌを引きずり出す釣法で釣り再開。またまたウキが入ります!!魚が藻の中にも入ります!引きずり出そうとします!・・・無駄なあがきでした(;.;)・・竿を0.8号から1号に変更、ハリスも2号にアップして再度挑戦!!・・今度はアタリもありません・・。仕方なくハリスを1.5号にし、足元の藻の際を流します。ここなら藻に入られる心配がありません。魚が喰う心配もありません?と、半分諦め気分で打ち返していたのですが、これが功を奏しました!小型1枚に良型2枚をGET!!「2枚長寸なら、もしかして・・・」と期待して帰港しましたが、抽選結果は3枚長寸・・。しかーし!他の釣り場で良型バラシが連発していた為、まさかまさかの優勝! 改めて藻の方向に走らなかったチヌに感謝です。よかったぁ・・(^^)

 最後に、2便体制で統率が難しい中、無事に大会を進行して下さった企画・役員の方々、お疲れ様でした。次回も宜しくお願い致します。

高木吉久