第91回大会、優勝者 陶山 孝

6〜7月、小水無瀬に通い続けて以来久しぶりの磯釣りだ。 事前情報で徳山湾はコッパだらけと分かっていたので、朝マズメの良型が勝負!・・・と決め、徳山のカメヤで石ゴカイを購入した。
 港に着き、引いたクジは32番、・・・とは言え徳山湾に関しては全く無知なので何も考えることは無かった。岩島から磯付けするとの事で、徳山湾に精通した企画委員の森山氏曰く、「陶山さん、ワレになるかもしれんよ。」 「???」  どうやら洲島の一級磯らしい。期待したが予測したより早く西嶋さんと渡礁することになりガックリ・・・。


 すでに明るくなり始めていたので急いで石ゴカイを付け釣り開始。・・・が、フグばかりで朝マズメはあっという間に終了。ゆっくりフカセの準備に取り掛かる。 コマセを数杯撒くと、瞬く間にコッパ地獄、あれでも良型が混ざっているかもと、浅棚で色々試してみるが、全て10〜20cmのミニグレ。大きいのは上におらん。 磯を休まそうとエギを振ってみると、一投目にまあまあサイズがヒットした。しかしそれきり当たらないので、気を取り直してフカセにもどる。 

 ウキを2Bに交換、ウキ下を3ヒロ弱にし、ワンドに徹底的にコマセを撒く。間を置き、ウネリで出来た右のサラシに少量のコマセを入れて、だいぶ潮下に仕掛けを投入すると、数等目に30cmを超えるグレが喰ってきた。その後もエギングで磯を休ませながら、辛抱がまんで少しずつキープサイズを追加。潮がゆるくなってからは、スルスルが有効だった。良型の当たる棚は竿1本半から2本位だった。

 名手西嶋氏も良型を拾い釣りしていたが、釣りはじめにキープサイズ2枚入ったスカリを流したり、良型のすっぽ抜けがあったりと不運だった。

 港に帰るとやはりみんなコッパに手を焼き、さんざんな釣果だったようだが、この時期この高水温の中、グレ釣り大会が成立するのはやはりここしかないだろうと、あらためて企画委員に感謝した。

今回運良く優勝できたのは、磯が深かったのとアジ等エサ取りが少なかった事と思う。浅い磯に降りたら、間違い無く良い釣果には恵まれなかったでしょう。

 かなりのブーイングでしたが、みなさんすみません賞金は遠慮無く使わせていただきます。 次回のチヌもがんばります。(もうやけくそ・・・) 役員の方々お疲れ様でした。ありがとうございました!

陶山 孝